エネルギー管理士(熱分野)の試験内容と難易度をまとめました【2022年度結果更新】

あなた
エネルギー管理士の熱分野を受験することになったんだけど、どんな試験かな?難しいのかな?

 

エネルギー管理士は技術系資格の中でも難易度が高く、持っていると熱や電気に関する有識者と認識される資格です。

 

私は、前職は鉄鋼メーカーの製造部で生産技術職をしていましたが、製造部の課長や職長はエネルギー管理士資格を持っている方が多く、毎年若手も何名か受験させられていました。

 

現職はプラントメーカーで技術営業職をしています。

プラントメーカーはプラントを設計、建設するのがお仕事ですので、必ずしもエネルギー管理士の資格を保有する必要はないのですが、推奨資格として掲げられており、取得するとちょっと自慢できます笑

 

今回は、そんなエネルギー管理士の試験内容、難易度を解説したいと思います。

 

対象としている方はこのような方です!
・会社でエネルギー管理士の受験をさせられることになった方
・転職やキャリアアップを目指す社会人の方
・趣味で受けようと考えている学生、社会人の方

 

それでは解説にうつります!!

 

その他のオススメ記事はこちらです!

エネルギー管理士(熱分野)合格にむけた勉強法と参考書を紹介します

・私が合格した5つの技術系資格の取得難易度を超主観的に評価してみた

 

エネルギー管理士とは

 

エネルギー管理士の試験・研修・講習を実施している省エネルギーセンター(略称:ECCJ)の公式サイトによると、

第一種エネルギー管理指定工場(製造業、鉱業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業の5業種)の事業者は「エネルギー管理士免状」の交付を受けているもののうちから、当該工場のエネルギー消費量に応じ一定人数(1~4名)の「エネルギー管理者」を選任しなければなりません。

※第一種エネルギー管理指定工場:熱(燃料等)電気を合算した年間使用量が原油換算3000kl以上

 

膨大なエネルギーを消費する工場では「エネルギー管理者」を置かなければならず、それは「エネルギー管理士免状」を持った人の中から選任しなければならないということですね。

 

要は、エネルギー管理士資格はエネルギーを大量消費する工場を運営する上での必置資格というわけです。

(ちなみに余談ですが、ある工場でエネルギー管理者が必要かどうかという問題は1時限目の課目で毎回出題されています。)

 

この5業種について具体的にイメージするならば、

 製造業:ものづくりをしている会社です。自動車メーカー、化学メーカー、鉄鋼メーカー、食品メーカー、医薬品メーカー 等

 鉱業:資源開発・精製・販売している会社です。INPEX、JX金属、住友金属鉱山 等

 電気供給業:東京電力、関西電力、中部電力 等

 ガス供給業:東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス 等

 熱供給業:パッと出なかったのですが、こちらが参考になります

→ 日本熱供給事業協会 https://www.jdhc.or.jp/category/area/

 

のような会社ですね。

 

技術系としてキャリアを積まれている方の多くが関係する資格であると思います。

 

また、所有しているとエネルギーに関する知識があると判断されるため、プラントメーカーの方やコンサルティングの方も受験する場合があります。

 

エネルギー管理士試験の概要

 

エネルギー管理士の資格を取得するには、

  1.  試験に合格 かつ 1年以上の実務経験
  2.  3年以上の実務経験を有した後、研修を受講し、修了試験に合格

の2パターンがあります。

 

この記事を読んでいる多くの人は試験合格により資格を取得されるかと思いますので、今回は1に絞って説明します。

 

エネルギー管理士試験

試験日 毎年8月上旬(2020年度は新型コロナウイルスによる影響で8月下旬が試験日)
試験願書提出日 毎年5月上旬〜6月上旬
受験手数料 17000円
試験地 北海道、宮城県、東京都、愛知県、富山県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
受験資格 制限なし
試験方式 マークシート方式による選択制
試験科目数 熱分野・電気分野ともに4科目
合格基準 各科目の合格基準( 配点の60% ) 以上
科目合格 あり(合格した試験は、合格年を含めて3年以内は科目免除)

 

公害防止管理者と同じで、科目別合格ありのため、一発合格は無理でも2年か3年かけて合格すれば良いわけです。

 

それにしても受験手数料17000円はさすがに高すぎではないでしょうか笑

一体何にこんなに費用がかかっているのでしょうか。意識高い学生さんをいじめているのでしょうか笑

この受験料を考えると何とか一発で合格したいですね。

 

私は熱分野で合格したため、熱分野の試験科目について解説します。

 

エネルギー管理士試験(熱分野)の概要

 

熱分野の試験内容

試験時間 1時限目

(9:00〜10:20)

80分

2時限目

(10:50〜12:40)

110分

3時限目

(14:00〜15:50)

110分

4時限目

(16:20〜17:40)

80分

試験科目 エネルギー総合管理及び法規

  • エネルギーの使用の合理化等に関する法律及び命令 1問
  • エネルギー総合管理 2問
熱と流体の流れの基礎

  • 熱力学の基礎 2問
  • 流体工学の基礎 1問
  • 伝熱工学の基礎 1問
熱利用設備及びその管理

  • 計測及び制御 2問
  • 熱利用設備 2問
  • 選択問題 2問
    (4問の中から2問を選択)
燃料と燃焼

  • 燃料及び燃焼管理 2問
  • 燃焼計算 1問

 

丸一日間試験があるので、体力的にも結構しんどいです!
 

エネルギー総合管理及び法規は、エネルギーに関する法令や政策、計算問題が出題されており、基本的には過去問に似たような問題が多いです。

 

熱と流体の流れの基礎は、熱や流体工学の分野の計算が出題されるので、学生時代に機械や化学工学を専攻していた人は有利です。案外学生に近い新入社員とかの方が点数が取れてしまいそうです。

 

熱利用設備及びその管理は、専門性が高い試験となっているので、鬼門の1つとされています。自分の専門にあった問題や得意な問題を選べば合格に近づけます。これは経験の多い技術者の方が有利かもしれません。

 

燃料と燃焼は、燃焼計算や燃焼知識が問われる試験ですね。公害防止管理者(大気)にも似たような問題があるので、公害防止を持っている人は馴染みがあります。

 

エネルギー管理士試験の難易度

 

続いて、試験の難易度です。

 

こちらはエネルギー管理士試験の受験者数と合格率のグラフです。

熱分野だけでなく電気分野との合算した数字となっています(平成25年度以降、熱分野と電気分野のそれぞれの合格率は非公開となっているようです。)

 

 

平均すると30%弱といったところでしょうか。

 

課目合格している受験生もいますので、1発受験での合格率は20%程度になりそうです。

 

エネルギー管理士(熱分野)合格にむけた勉強法と参考書を紹介します

こちらの記事でも書きましたが、エネルギー管理士は難しい資格です。

 

私は熱分野で合格できました。参考書や累計勉強時間は上の記事にまとめていますので、参考にしてください!

 

まとめ

 

今年、エネルギー管理士を受験するにあたり、情報をまとめてみました。

 

8月の上旬が試験になるかと思いますので、今から(この記事は1月に書いています)準備すれば十分合格圏内かと思われます。

 

来年受験される予定の方は是非頑張ってください!

もし勉強していてわからない箇所などあれば、コメント欄にコメントください!私がわかれば解説します!