こんにちは、鉄男です。
今年2021年にエネルギー管理士(熱分野)資格取得に向けて、試験勉強を少しずつ始めております。
勉強していると、プラントに関わる技術者ならば誰でも、エネルギー管理士の資格を取得した方がいいなと思い始めました。
会社に取得するように命じられていないから勉強しなくていいやーと感じると思うのですが、自費での受験もおすすめしたいです(受験料17000円とめちゃ高いですが…)
特に入社して数年レベルの若手の方でしたら、受験は有意義だと考えます。
今回はその理由を解説していきます。
エネルギー管理士資格取得をおすすめする理由
私がすすめる理由は2つあります。
2. 他の資格取得に役立つことがある
まず1つ目の理由ですが、エネルギー管理士の試験範囲は広範囲であり、自分が大学で習った専門以外の知識を獲得できるためです。
省エネルギーセンターの公式参考書の目次を参考に紹介します。
共通I. エネルギー総合管理及び法規
エネルギーの使用の合理化等に関する法律及び命令、エネルギー情勢・政策、エネルギー概論、エネルギー管理技術の基礎
熱分野Ⅱ. 熱と流体の流れの基礎
熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎
熱分野Ⅲ. 燃料と燃焼
燃料及び燃焼管理、燃焼計算
熱分野Ⅳ. 熱利用設備及びその管理
計測及び制御、熱利用設備(ボイラ、タービン、熱交換器、工業炉、蒸留等)
熱分野の試験では、”熱”に関わる分野の知識が広範囲にまとめられています。
私は新卒で素材メーカーに入社しましたが、最初は先輩方がおっしゃられることがちんぷんかんでした笑
大学では化学工学を専攻していたので、多少は理解できるつもりだったのですが、
・ポンプや送風機の性能曲線ってなに??
・なんで温度上げすぎたり下げすぎたりすると腐食になるの??
・温度計とか流量計ってそんなに種類あるんだ…
・なんでみんなそんなに詳しいの、大学ではそんなこと習わなかった…
などなど疑問に思うことばかりでした。
まあ、慣れたらわかるようになるんだろうと思って特に勉強せず、その都度先輩に聞いたり調べたりして知識を増やしていったのですが、エネルギー管理士の勉強をしていて気がつきました。
大体参考書に載っとるやないか。
もっと早く気がついていれば、入社してすぐの時間があるときに勉強していたのですが、当時の私は気が付きませんでした。
もし、入社して間もないプラント技術者の方がいれば、是非エネルギー管理士の勉強をしていただきたいです。
2つ目の理由ですが、エネルギー管理士の勉強をすると、他の技術系の資格が取得しやすくなるためです。
例えば、ボイラー技士という資格は2級、1級、特級と種類があり、基本的に上級の資格を受験するにはその下の級の試験を合格しておかなければなりません。
おすすめの参考書
参考書ですが、やはり省エネルギーセンターの公式参考書を私はおすすめします。
この4冊は結構丁寧にまとめられており、試験の参考書としてだけではなく、業務でわからないことが発生した際の教科書としても使用することができます。
こちらの記事にも書いています。
試験勉強としては市販の参考書も良いと思うのですが、やはり説明量が少ないので知識の定着にはイマイチです。
公式参考書でさえ、原理原則が省略されて記載されていたりすることがあるので、市販参考書だとなおさらだと考えます。
かく言う私もまだただの受験生、、勉強しなければ、、