大気一種と水質一種の科目数比較
まずは大気一種と水質一種の科目数を比較しました。
大気一種
- 公害総論 15問
- 大気概論 10問
- 大気特論 15問
- ばいじん・粉塵特論 15問
- 大気有害物質特論 10問
- 大規模大気特論 10問
水質一種
- 公害総論 15問
- 水質概論 10問
- 汚水処理特論 25問
- 水質有害物質特論 15問
- 大規模水質特論 10問
科目数に関しては大気が6科目に対して、水質は5科目のみなので水質の方が有利に見えます。
ただ、水質の「汚染処理特論」は25問も設問があり、かなり範囲が広いものとなっています。
そう考えると、科目数が少ない水質の方が簡単とはまだ言えません。
大気一種と水質一種の合格率比較
続いて、各試験の受験者数の推移です。
データは産業環境管理協会のホームページからお借りしました。
https://www.jemai.or.jp/polconman/examination/index.html
水質の受験者は毎年7000〜8000人程度に対し、大気の受験者は5000人程度しかいません。
また、2020年度からはコロナ禍だったためか受験者数は減少していますね。
水質と大気の受験者は同じくらいかと思っていましたので意外でした。
次のトレンドは、各試験の合格率の推移です。
年度によってもちろん違いはありますが、大気も水質もおおよそ合格率30%くらいで推移しています。
2021年度の水質一種は合格率約40%とかなり易化しているようですね。
その反動か2022年度の合格率は27%とここ数年では最も低くなっています。
合格率がほとんど一緒ならば、大気でも水質でも難易度は一緒のような気がしますが、実際はそうではありません。
大気一種と水質一種の難易度を考える
令和3年度と令和4年度の、免除申請がある場合とない場合のそれぞれの合格率は以下になります。
令和3年度
大気一種:申請あり35.1%、申請なし5.5%
水質一種:申請あり50.5%、申請なし20.6%
令和4年度
大気一種:申請あり37.5%、申請なし5.2%
水質一種:申請あり40.1%、申請なし10.7%
明らかに大気の合格率の方が低いです。
大気の免除申請なしでの合格率は5%台と非常に低く、かなり難易度が高いことがわかります。
令和3年度以降は免除申請がある場合とない場合のそれぞれの合格率が開示されていますが、令和2年度まではトータルの合格率しか開示されていないので、以下のような評価をしました。
上の図は、受験者の中にどれだけの人が受験科目の免除申請をしているかを示したものです。
免除申請している割合が多い=再受験率が高いことを意味しています。
当然そのような人が多い方が合格率は高くなる傾向になるようです。
ここで、大気と水質を比べると、水質は免除申請ありの受験者の割合が60%程度で合格率が30%であるのに対し、大気は再受験率72%くらいでやっと合格率が30%となります。
これは、
・水質で一発合格する可能性は大気より高い
ということを意味しています。
このことからも、難易度は大気 > 水質ということがわかります。
まとめ
今回、大気と水質どっちが簡単に合格できるかを比較しました。
合格者の実績を見れば、水質の方が難易度が低いように見えます。
ただ、実際は自分の専門と経験によって合格のしやすさは全然違うので一概には言えないところですね。
まあ、とりあえず得意分野がないけど、資格取りたいっていう人は水質の方がおすすめです。