先日、公害防止管理者(ダイオキシン類)を受けてきましたので、感想をまとめます。
試験を受けて、「こうすればよかったなあ」とか「次はここに注意しよう」と思うことがあったので、それらを混えながら記事を作成しました。
ダイオキシン類は受験者数が他の科目に比べて少ないので、参考にしていただければと思います。
↓難易度や勉強方法などはこちらにまとめています。
公害防止管理者(ダイオキシン類)合格にむけた勉強法と参考書を紹介します!
↓これから受験を考えている方向け
公害防止管理者(ダイオキシン類)を選任しなければならない施設をまとめました
まずは会場へ
なぜか昨晩は寝つきが悪すぎて、どうしようもないので日本酒をクイっとしてなんとか眠りに入りました。
その結果、
寝起き最悪….
私は1科目目の公害総論の受験は免除(大気1種合格済み)ですので、2科目目からの参加でしたが、それでも布団から出たくない病が発動していました。
準備して会場に向かうと、これまた晴天で気持ちいい。
ドライブに行きたいと何度思ったことか、これで不合格だったら、自分をぶん殴ります。
さて、自分は大阪の大和大学で受験しました。
大和大学はJR吹田駅から徒歩で10分くらいの場所にあります。
吹田駅を降りると、現れるのがこいつです。
アサヒビール吹田工場
もうこのロゴを見ると、ソワソワして試験どころではありません。。
あービール飲みてえ….
その後10分くらい歩いて大和大学に到着。
校舎が綺麗でしたね。ああ、また大学生に戻りたい、、
さて、ダイオキシン類の試験はたった3科目のみで、私は1科目目が免除なので、たった2科目の試験で終わりです。
・ダイオキシン類概論(15問)
・ダイオキシン類特論(25問)
今回は過去問を7年分しあげてきたので、まあいけるだろうと思っていました。
まあ、その期待を踏みにじるのが公害防止管理者試験なんですが!
ダイオキシン類概論
この科目では、ダイオキシン類に関する法規制やダイオキシン類の性質が問われます。
試験時間50分で、15問出題されます。
6割合っていれば合格なので、9問正解すればOKです。
過去問を解いた感じでは、コンスタントに6割は取れていたので、余裕ぶっこいていました。
さて、さすが公害防止管理者試験….
相変わらず、重箱の隅をつついたような問題の出題が多いです。
特に残念だったのは、問8の2018年のダイオキシン類の排出インベントリーに関する問題ですね。
私は今回、参考書代をケチって中古(2019年度試験用)を購入していたせいで、2018年以前の統計しか見ていませんでした。
2017年までは、廃棄物処理分野の方が産業分野より多くダイオキシン類を排出していましたが、2018年は産業分野の方がダイオキシン類を多く排出していました(ちなみに2019年は廃棄物処理分野の方が多いです)。
廃棄物処理分野 > 産業分野
と記憶してしまっていたため、間違えてしまいました。
やはり参考書はなるべく最新を使うべきですね
また、問14で、「粒子状炭素物質の酸化に伴って生成する」という表現が出題されました。
2018年の過去問で「粒子状炭素の酸化反応により生成する」という表現があり、この表現は記述として誤っているので、今回も誤った記述だと思い込んでしまいました。
本当いやらしい…
手応えから言うと、めちゃくちゃギリギリ合格もしくは不合格くらいの出来栄えですね笑
ダイオキシン類特論
この科目では、大気関係および水質関係のダイオキシン類対策、対象施設、測定関係が出題されます。
試験時間は75分で、25問出題されるので、15問正解すれば合格です。
特論は過去問に近い問題が多く出題されたと思います。
ほとんどが見たことある問題でした。
後悔があるのは、問24の排ガス試料を酸素濃度12%に換算する問題ですね。
公式を使っても解答が選択肢にない。
公式の覚え間違いかと思い、自分で物質収支を立てて解いても、やはり解答が選択肢にない。
これは出題ミスなのか?と疑ってしまいましたが、他の受験生に異変はなさそうだったので、自分が何かしら見落としているとは思っていました。
試験終了後、JIS K 0311を調べてみると、
排ガス中の酸素の濃度(Os)が20 %を超える場合は,20とする。
えっ、そうなの??笑
初めて、知りました笑
他の受験生は知っていたのでしょうか…お恥ずかしい…
後、隣の受験生のおじちゃんが試験中に問題文を読み上げる癖があって、うるさかったです笑
試験中に「シリンジ…シリンジ….」って唱えだしたので、吹き出しそうでした笑
いろいろありましたが、20問くらいは正解している自信があるので、特論は合格できたと思います。
まとめ
ダイオキシン類特論は合格したと思いますが、概論は合格発表が出るまで気が抜けませんね。
今回の試験で学んだことは、
・過去問で似たような問題が出ていても、じっくり問題文を読む
↓難易度や勉強方法などはこちらにまとめています。
↓これから受験を考えている方向け