公害防止管理者(ダイオキシン類)合格にむけた勉強法と参考書を紹介します!

あなた
公害防止管理者のダイオキシン類を受験することになったけど、情報が少ない…

 

今回は、公害防止管理者(ダイオキシン類)を受験される方に向けて、私の勉強法と使用した参考書をご紹介します。

 

私は2021年度に受験し、なんとか一発で合格することができました。

 

公害防止管理者試験の中でもダイオキシン類は科目数が少なく、合格率も高めですが、油断してかかると私みたいに、なんとかギリギリで合格(ほぼ運!?という事態になりかねませんので、しっかり対策して臨んでください。

 

↓試験後の感想はこちらにまとめています!

公害防止管理者(ダイオキシン類)を受けてきましたので、感想をまとめます。

↓これから受験を考えている方

公害防止管理者(ダイオキシン類)を選任しなければならない施設をまとめました

 

公害防止管理者(ダイオキシン類)について

 

試験区分と科目は以下になります。

試験時間 1時限目

(9:35〜10:25)50分

2時限目

(11:00〜11:50)50分

3時限目

(13:00〜14:15)75分

試験科目 公害総論

問題数:15問

環境基本法・関連法規の概要

公害防止組織の法体系

環境問題全般 等

ダイオキシン類概論

問題数:15問

ダイオキシン類対策のための法規制

ダイオキシン類問題の背景・現状

ダイオキシン類の性質・発生機構等

ダイオキシン類特論

問題数:25問

大気関係ダイオキシン類対策・施設

水質関係ダイオキシン類対策・施設

測定関係

 

 

科目数は3科目ですので、大気1種(6科目)や水質1種(5科目)に比べると少なく設定されています。

また、問題は全て5択のマークシート式で、各科目の正解率が60%以上でないといけません。

 

ただし、合格した科目は、それを合格した年を含めて3年間は科目免除となります。

 

科目数は3科目と少ないですが、「ダイオキシン類特論」は問題数も25問と多く、専門性の高い問題が出題されるため、それなりの対策が必要となります。

 

 

公害防止管理者(ダイオキシン類)の難易度について

 

次に、ダイオキシン類の難易度です。

ここ5年の合格率は36%〜50%で推移していて、平均は42%でした。そこまで高難易度の試験ではないですね。

 

ただし、この合格率は免除申請ありの再受験者も含まれています

 

令和3年度から、免除申請がある場合とない場合のそれぞれの合格率が開示されており、以下のようになっています。

・免除申請あり:58.2%
・免除申請なし:16.0%

 

免除申請なしの合格率は16.0%とかなり低くなっています

3科目とはいえ、一発で全科目合格するのは結構大変です。

 

私の勉強時間と試験結果

 

私はすでに大気一種を所有しているので、「公害総論」は免除となっていました。

 

ただ、ダイオキシン類に関する知識は皆無で0ベースからの勉強だったので、「ダイオキシン類概論」と「ダイオキシン類特論」の過去問を初めて解いた時はちんぷんかんぷんでした。

 

試験日は10月上旬でしたが、私は同じ年の8月上旬にエネルギー管理士の試験を受験したので、2ヶ月程度しか勉強時間がなく、焦りましたね。

 

試験2ヶ月前〜1ヶ月前

平日は元気が残っていれば1〜2時間程度。疲れていて勉強できない時もありました。

休日は予定がない日は3~5時間程度。

 

試験1ヶ月前〜直前

平日は毎日ではないですが、早起きして出社前に1時間。帰宅後に1〜2時間程度。

休日は予定がない日は平均5時間程度勉強しました。遊ぶ時間は捨てたくなかったので、土曜日に遊んだら日曜はその分勉強するという風にバランスを取りました。

 

累計勉強時間は50〜60時間くらいだと思います。

 

そして試験結果は以下のようになりました。

科目 正解数(正答率)
公害総論 受験免除
ダイオキシン類概論 9問/15問(60%)
ダイオキシン類特論 21問/25問(84%)

 

過去問を解いてもあまり安定感のなかった「ダイオキシン類特論」が高得点となった一方、過去問で余裕で得点を取れていた「ダイオキシン類概論」がギリギリ合格でした。

 

むしろ概論に関しては、15問のうち8問は正解に自信があったのですが、残り1問は運で正解したようなものでした笑。

 

過去問ではできていたのに、本番ではギリギリだったというのは公害防止管理者試験ではよくある話ですね、恐ろしい…

 

私の勉強方法

 

私は2種類の参考書を使用しました。

 

1つ目はこちらの過去問ですね。鉄板中の鉄板です。

ネット上にも過去問と回答は掲載されているのですが、紙の過去問の方が絶対に便利です。

過去問は絶対に購入することをおすすめします!

 

 

私は、もう一冊公式テキストを購入しました。通称電話帳と呼ばれているものです。

残念なことに、ダイオキシン類は公害防止管理者試験の中でもマイナー試験ですので、あまり参考書が販売されていません。

 

公式テキストは値段も高く、本自体も分厚いので賛否が分かれるのですが、私は最新版の公式テキストの使用を推奨しています。

 

  1. 古い参考書は統計が古いため間違った情報を覚えてしまう可能性がある(私です…)。
    統計をネット上から探すのは結構な手間と時間がかかります。
  2. 試験問題は必ず公式テキストの範囲から出題される。
  3. 試験後も業務で使用可能

 

私は公式テキストを会社のデスクに置いており、業務で調べ物をするときに使用しています。

 

ダイオキシン類に関する本で、あれほど体系的にまとめた資料はなかなかないので重宝しています。

 

勉強方法はシンプルに、

過去問を解く→参考書を読む

を7年分やり込みました。

 

7年分とは言わず、10年分くらいはやっておいた方がベターですね。

しっかり7年分解いてもギリギリ合格でヒヤヒヤしたので笑

 

↓試験の体験を記載しているので、こちらも参考にしてください。

公害防止管理者(ダイオキシン類)を受けてきましたので、感想をまとめます。

↓これから受験を考えている方

公害防止管理者(ダイオキシン類)を選任しなければならない施設をまとめました