【迷っている学生へ】研究室選びのポイント

理系なら必ず経験する研究室選び。

 

配属次第で、学生生活の難易度や今後の進路が大きく変わってしまう一大イベントです。

 

自分のやりたいことが明確な学生を除いて、多くの学生はどうしようかと迷うものだと思います。

 

私自身も最後の最後までどうしようかなと迷いました。

 

私と同じように迷っている学生にむけて少しでもアドバイスできればと思います。

 

 

研究室選びのポイント

 

ポイントを列挙すると次があげられます。

  • 興味ある分野かどうか
  • 成長の機会(学会、論文)が多いか
  • 研究室の雰囲気
  • コアタイムはいつか
  • 就活の時間が確保できるか
  • 就職実績に自分の行きたい企業・業界があるか
  • 教授や准教授が魅力的か

 

成長したい学生さん、まったりしたい学生さんがそれぞれ何を優先して選べば良いかを紹介します。

 

大前提

 

先ほど紹介したポイントの中で一番重要なのは、

「研究室の雰囲気」です

 

まず大前提ですが、研究室が辛くて病んでしまうことが一番やってはいけないことです。

せっかく卒業or修了を目前に迫っているのに、最後の最後で病んでしまって大学にいけなくなってしまった、というのが最悪のパターンです。

 

実際、研究室がどうしても合わなくて不登校になる先輩や後輩を何人か見てきました(経験上、1学年に1人はいます..)。

 

ですので、教授がパワハラ気質、学生どうしの関係がギクシャクしている、研究室に来ない人がいるなど、雰囲気の悪い研究室は自分の興味のある分野でも極力回避した方が良いと思います。

 

成長したい学生の優先順位

 

研究室の雰囲気が問題ないことを確認した上で、成長したい学生さんへのおすすめの順番は、

 

興味ある分野かどうか > 成長(学会、論文)の機会が多いか > 就活の時間が確保できるか

 

です。なぜこの順番か解説していきます。

 

 

まず、興味がない分野ではモチベーションが上がらず、実験や解析を根気強く取り組むことができないと思います。

 

私は機械や化学分野が好きで、学生時代は休日もその勉強したりしていましたが、生物や情報分野は研究したいと思うほどの熱意はありません。

 

ですので、研究室は自分の好きな化学工学分野を選択しました。

 

徹夜や土日に研究することがありましたが、それはなんだかんだ好きな分野の研究をしているからであって、不得意な分野だとそこまで熱意を持って取り組めなかったと思います。

 

結果、それなりの成果を出して、充実した研究室生活を送ることができました。

 

この経験から、「興味ある分野かどうか」を一番のポイントにしました。

 

 

続いて、「成長(学会、論文)の機会が多いか」を2番目に選択した理由です。

 

私自身、学会準備や論文執筆を通して、理系の文章の書き方や言葉の使い方を学ぶことができ、その能力は社会人になってから非常に役に立っています。

 

また、どういう構成で資料を並べるか、どうすれば短時間で人に説明できるかという能力や、人前で発表する経験を得ることができたと思います。

 

なかなか普段の学生生活を送るだけではそういった能力は培われないので、成長したい学生さんは、学会発表や論文投稿が多い研究室を選ぶのが良いです。

 

研究室のホームページを見たり、先輩に聞くと機会が多いかどうかがわかるかと思います。

 

 

3つ目に、「就活の時間が確保できるか」を選びました。

せっかく研究室で良い成果を出して、ぐんぐん成長しても、就活に失敗したとなると、かなりもったいないです。

 

就活の期間はある程度は考慮してもらえる研究室がいいですね。

これはホームページだとわからないので、先輩に聞くのがベストです。

 

 

こういった基準で選ぶと、忙しい日々になる可能性があるのですが、成長しますし、うまくいけば奨学金免除といったボーナスも得る可能性があります。

大学院2年間での200万円の奨学金が免除になった話

 

まったりしたい学生の優先順位

 

まったりしたい学生さんの場合は、

コアタイムはいつか > 就活の時間が確保できるか > 就職実績に自分の行きたい企業・業界があるか

 

でOKだと思います。

 

バイトやサークルに時間を費やしたい学生さんはコアタイムが9時〜17時と明確に決まっている研究室がいいかもしれません。

コアタイムが明確に決まっていないと、夜遅くまでズルズル居残っているということも少なくありません。

 

大体の学生は朝弱いので、放っておくと、昼にきて深夜に帰るという状態になっていきます笑

 

また、就活も時間を十分とれ、希望企業への就職実績があると、就活もイージー化します。

 

個人的な感覚では、こういった基準で研究室を選んだ学生の方が、案外良い企業へ就職している気がします笑

 

それでも迷う場合

 

それでも絞りきれないという人は、「教授や准教授が魅力的か」で選ぶのがいいと思います。

 

私も2つの研究室どちらがいいかで迷ったのですが、最終的にはこのポイントで選びました。

 

尊敬できる先生だとなんだかんだ頑張れますし、そういった先生だと研究室の雰囲気も良いことが多いです。

 

まとめ

 

今回は研究室選びについてポイントをまとめました。

 

研究室配属は、その後の人生に大きく影響する可能性があるため、自分の考え方にマッチした研究室を見つけて希望しましょう。

 

ただ、成績がよくないと選ぶことすらできないと思いますので、まずは良い成績が取れるように勉強しましょう笑