あなた 大学院に進学するか学部卒で就職するか迷ってるんだけど、どっちがいいのかなあ 今回は大学院に進学するメリットとデメリットを考えたいと思います! 理系の方でしたら、先輩が修[…]
発表が本当に苦手でした
まず、私の個人的なお話をしたいと思います。
もともと私は計算問題のような机の上で考えることは得意(だと思っている?)のですが、 人に伝えるというのが本当に苦手でした。
だってそんなこと受験勉強で習わなかったもん!!
特に大勢の人の前で発表というのは、絶対にやりたくない部類のことです。
大学の講義で発表したり、スピーチをしたりっていうのが本当に嫌で、出席点とテスト点で単位が決まるような講義を探してたような記憶があります。
発表だけでなく、パワーポイントの使い方とかデータやグラフのまとめ方もダメダメで、どんな資料をどんな順番で出せばよいか等のノウハウも当然ありませんでした。
・資料の構成や順番もわからない
・発表も苦手意識
こんな状態で研究室に配属されたため、最初は本当に苦労しました。
例えば、意味不明なゴテゴテなアニメーションを入れたり、資料の構成が下手くそなので発表中に「あれ?なんかおかしくね?」ってなったり。
他にも「CO2」をパワポとかに打つ時、「2」は普通下付き文字にしますが、そんな概念がないのでフォントサイズを小さくして無理やり合わせたりするレベルです。
めちゃくちゃ苦労したのが、学部4年生の冬に学会でポスター発表をすることになったときの準備です。
学会なので、事前に発表要旨というものを作成する必要があるのですが、この作成が本当に大変だった。
日本語は下手くそですし、文章も論理的でないし、根拠となる図もイマイチだし…
確か助教の先生に意見をもらっては修正し、また意見をもらって…という作業を10回以上繰り返していたような記憶があります。
最終的には、ほとんど助教の字に変化していました笑
なんとか要旨を提出した後も、ポスターの作成、実際のポスター発表も相当苦労しました。
さすがに記憶は薄れているのですが、なぜか連日深夜まで残っていたような気がします。
学会発表や論文作成を通じてレベルアップ
ただ、その学会参加の経験でかなり学ぶことができました。
助教の先生から直接指導していただけたので、急成長できたのです。
もちろん、学会に1回参加した程度だとまだまだ血肉にはなっていませんし、ポスター発表は基本的に1対1形式で、そこまで緊張することはありませんでした。
その後、修士課程に入り、ポスターでの学会発表や共同研究報告という形で文章作成や資料作成する機会も増えてきて、着実にレベルが上がっているのを実感しました。
自分の中で少しずつ自信が湧いてきた感じですね。
自己研鑽で本を読んだりしてましたね、懐かしい…
資料の修正も数回でOKをもらうことが多くなり、後輩の修正を手伝うことが多くなりました。
修士2年の時に、学部4年生の資料のチェックを依頼されると思ったものです。
「この資料わけわけんねえ…(絶望)」
いやいやお前も酷かったやろという感じですが、修士でかなり実力アップした証拠かなと思います笑
修士2年の後半で初めて学会で口頭発表をすることになりました。
そんなに大きな学会ではなかったのですが、100人弱くらいが聴講していて、口頭発表者は30人くらいいたような気がします。
レベルアップしたとはいえ、初めての口頭発表。めちゃくちゃ緊張しました。
結果、その時の口頭発表で賞をいただくことができ、1人でガッツポーズしたのを覚えています笑
何より、「発表苦手だと思っていたけど、自分もやればできるんだ」と自信になりました。
社会人になっても活かされている
社会人になってからも、文章を書くことや発表する機会は多数あります。
私も先輩たちに比べるとまだまだのレベルですが、修士の時の経験はかなり役立っています。
逆に自分はもともとのプレゼン力が低すぎたので、修士に行かずに学部卒で就職したらかなり苦労しただろうな…と感じます。
周りの先輩を見ても、多くの人が伝わる文章を書いてますし、発表で要点を伝えることがうまいです。
まとめ
今回、私の経験を元に、修士課程で学ぶことができる「プレゼン力」について解説しました。
案外、社会人になるとプレゼン力を上げる方法を教えてくれる場は少ないです。
もちろん新入社員研修や社員研修でも細かく教えてくれることはほとんどないです。
だからこそ、セミナーや外部の講座にいくことでレベルアップしようとすることが多いと思うのですが、結局それはインプットが増えるだけで、アウトプットしないまま終わってしまうことが多々ありように思います。
結局、レベルを上げるには実践を積むしかないかないです。
修士ではそういう実践をこなす機会を与えてくれますので、私個人的には入学するのは全然ありと考えます。